有償でイラスト等の仕事を受けるとき~トラブル予防
最近一気に冷え込んだので、朝布団から出るのが辛い坂口です、こんにちは。
二度寝をすると概ね遅刻しそうになります。
イラストを描いてくださいという依頼が来たとき
無償で描くときとは異なり、有償で引き受けるとなったときはどのような点に注意すればいいのでしょうか。
多少おおげさだと思われるかもしれませんが、支払ってくれないというトラブルを避けるためにも次の点をおさえておくことをおすすめします。
なお、ツイッターアイコンの作成依頼など簡易なイラスト依頼のトラブル対策も最後に載せてありますので、ご参考ください。
相手の名前などをしっかりと確認する
- 住所・氏名
- 連絡先
- 金融機関など
未払いなどの状況になってしまった際に行動を起こそうにも、相手方の情報がなければかなり苦労することになります。
住所・氏名
携帯写真でもいいので本人確認として免許証を撮影したものも一緒に送信してもらう方が確実です。
相手が嘘の住所氏名を伝えていないことを確認するためのもので、依頼を受けた側は振込先として少なくともご自身の本名を伝えなければならない以上、説明の上でお願いしましょう。
もしもこれらを渋るようでしたら、支払も渋る可能性があることを考慮する必要があります。
連絡先
打合せなどにも利用する連絡先ですが、可能であれば複数もっていた方が安全です。
金融機関など
仮に支払ってくれないということで裁判をしたとします。
裁判に勝ったら自動的にお金が振込まれるわけではありません。相手の財産がどこにあるのか分からないときは、回収するにも多大な労力を要します。
差押えるにも金融機関・支店名が必要となります。
支払手数料などの関係もあるため、どの金融機関から支払ってもらえるのかの確認をしておくと無難です。
ここまでする必要あるの?
おおげさに感じる方が大半だと思いますし、実際多くのやりとりにおいてここまでしている方は少ないでしょう。
信頼できる相手でしたら、ここまでしっかりする必要はないかもしれませんが、安心して受けられないと感じたときは、断るのもひとつの選択であることを心にとどめておきましょう。
目先の依頼を受けたがために、かえって余計な苦労を背負わないためにはどうするのがいいのか、しっかり考えることをおすすめします。
欲を言えば契約書もとなりますが、ちょっとしたイラストなどでそこまでするのもと感じるでしょうから、依頼を受けたことや費用を提示したことなど証拠を残しておくようにしましょう。
twitterのアイコン依頼などのときは
「簡易なイラストを頼まれた時にここまでするのも億劫。
でも未払いなどのトラブルは防止したい」
このようなときにはひとつの方法として
- 完成したアイコンを渡すときに、レイヤー処理でご自身の署名などを入れておく
(たとえば中央に不透明度10%くらいで大きく署名をいれておくなど) - 費用が振込まれたら署名レイヤーを消去してすみやかに渡す
というものが考えられます。
これをすればトラブルは絶対に起こらないとは言えませんが、支払トラブルなどを避ける一助となれば幸いです。